777-300ER初号機の引き渡しから10年

777-300ER初号機の引き渡しから10年

ボーイングのブログ「Randy's Journal」で2014年4月29日、初めての777-300ERをエールフランスに引き渡してから、10年間を振り返っています。エールフランスには初号機の「F-GSQA」を引き渡し、これまでに474機が全世界の顧客に引き渡されています。

777-300ERは777シリーズの発注の半分以上を占める人気の派生系で、提示発着率は99.5%、運航コストも現在の商業機では1座席あたりの費用が最も低く抑えられています。

さらに、777-300ERの真髄が777Xに引き継がれ、ボーイングでは全日空(ANA)の777-300ERと777-9Xの発注につながったとしています。777-300ERでは引き続き250機近くの発注残があり、顧客からの信頼性の高い航空機だとしています。

ちなみに、777-300ERの開発では現在、日本航空(JAL)の機体記号(レジ)「JA731J」「JA732J」がテストフライトに使用されました。エールフランスの「F-GSQA」は営業飛行の「初」の冠が与えられますが、この2機は777-300ERとして「初」の栄誉があります。初飛行は「JA732J」が2003年2月24日、「JA731J」が2003年4月6日です。

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