ボーイング、ワイドボディのビジネスジェット市場で好調に推移

ボーイング、ワイドボディのビジネスジェット市場で好調に推移

ボーイングは2014年5月19日、スイスのジュネーブで開催されている2014ヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンベンション&エキシビション(EBACE)を前にボーイング・ビジネス・ジェット(BBJ)がワイドボディのビジネスジェット市場で好調に推移していると発表しています。

ボーイングは2006年のEBACEで787と747-8をベースにしたBBJの提供を発表して以来、引き合いが強く、すでに787は運航を開始、747-8は2014年に運航を開始するとしています。

BBJ 747-8

ボーイングは顧客名は発表していませんが、中東地域の政府機関を中心に引き渡し、内装装備が進められています。787は2013年12月末に引き渡した機体記号(レジ)「A6-PFC」でアラブ首長国連邦の政府専用機、2014年1月30日に引き渡した「N28MS」はアメリカの防衛宇宙複合企業ジェネラル・ダイナミクス傘下のジェット・アビエーション向け、1月31日には「HZ-MF7」をサウジアラビア向けに引き渡ししています。

747-8は「9K-GAA」がクウェート政府、「A7-HHE」と「A7-HJA」がカタールアミリフライト、「A6-PFA」がアミリフライト(アブダビアミリフライト)、「HZ-HMS1」がサウジアラビア政府(N458BJ)、「A4O-HMS」がオマーン・ロイヤル・フライト、「VQ-BSK」がワールドワイド・エアクラフトに引き渡し予定で、いずれも内装の整備を行っています。

737 MAXをベースにするBBJ MAXについても、すでに発表済みの航続距離6,325海里から6,435海里に伸ばすことを発表しています。BBJ MAXは、2018年に引き渡しを予定しています。

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