アメリカ連邦航空局(FAA)は2014年7月22日、イスラエルのテルアビブ、ベン・グリオン国際空港に運航するアメリカの航空会社の運航を中止するNOTAMを発出しました。期間は24時間としています。これは同空港のおよそ1マイルにロケット弾が打ち込まれたことを受けた措置です。FAAはアメリカの航空会社に即時にNOTAMを伝達したとしており、アメリカの航空会社のみに適用されるとしています。
これを受け、デルタ航空はニューヨーク・JFK線を無期限で運休すると発表しています。すでにニューヨーク発で運航していたDL468便はパリ、シャルル・ド・ゴール空港にダイバートしたことも明らかにしています。
ルフトハンザ・グループも事態を受けて、ルフトハンザ、スイスインターナショナルエアラインズ、オーストリア航空、ジャーマンウィングスのテルアビブ便を運休すると発表しました。状況の流動化によるもので、36時間の運休としています。ルフトハンザ・グループでは政府当局から危険情報などは発出されていないとしつつ、乗客、乗員の安全性の観点から、運休としたと発表し、旅程変更は無料で対応するとしています。
ルフトハンザグループはフランクフルト、ベルリン、ミュンヘン、チューリッヒ、ケルン、ウィーンから1日7便から10便を運航しています。