独ディール・ディフェンス、4000基目のIRIS-Tをスウェーデンに納入

独ディール・ディフェンス、4000基目のIRIS-Tをスウェーデンに納入

ドイツのディール(Diehl)ディフェンスは、2014年9月8日、4,000基目のIRIS-Tシリーズ赤外線誘導ミサイルを、スウェーデンへ引き渡したと発表しました。

IRIS-TはInfraRed Imaging System – Tail/Thrust Vector Controlledの略で、推力偏向操縦の赤外線画像ホーミング対空ミサイルです。飛行経路予測追跡や発射後のロックオン機能、IRシーカーが補助するレーダー近接信管、大きな弾頭で、空対空ミサイルや空対地ミサイルにも有効です。

IRIS-Tはサイドワインダーの後継ミサイルとして、ギリシャ、イタリア、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、ドイツが共同開発し、2005年から運用が始まりました。開発参加国以外のオーストリアやサウジアラビア、南アフリカ、タイも採用し、ユーロファイター・タイフーンやトーネード、グリペン、EF-18、F-16に搭載されています。

4,000基目のIRIS-Tは、IRIS-T SLS(Surface Launched Short Range)という地対空ミサイルタイプで、スウェーデンはこのIRIS-T SLS地上発射防空システムのローンチ・カスタマーです。

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