ボーイング、777X用複合材主翼センター起工式 2016年5月に完成予定

ボーイング、777X用複合材主翼センター起工式 2016年5月に完成予定

ボーイング​​は2014年10月21日、シアトル・エバレット工場で新たに建設する777X用複合材主翼センターの起工式を執り行いました。新工場は最終組立ラインのすぐ側、北側に約100万平方メートルの敷地を確保しているもので、その建設許可が7週間早く認可が得られ、着工も早まりました。ボーイングは、この新しい建物の建設などでに10億ドル以上を投資します。

シアトルのエバレット工場 複合材主翼センター完成予想

この建物が完成すると、今後の主力機となる777Xに供給する主翼の製造で、地元の数千人の雇用を創出、維持することとなります。完成は2016年5月の見込みで、建設までに約3.5万時間、建設の最盛期には1,200名のスタッフが勤務します。建物は31,000トンの鋼材、480マイルの電気ケーブル配線、17万トンのコンクリートなどが使用されます。

シアトルのエバレット工場 複合材主翼センター 完成予想内部

ボーイングは777Xプログラムで、350席以上の9,300海里を飛行する777-8X、約400席で8,200海里を飛行する777-9Xと2つのモデルを投入します。このうち、777-8XはエアバスのA350-1000と競合する機種となる見込みです。発表されている計画では、777Xの初号機の引き渡しは2020年を予定しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く