成田空港、2015年4月8日からLCC向け第3旅客ターミナルビルを供用

成田空港、2015年4月8日からLCC向け第3旅客ターミナルビルを供用

成田国際空港は、整備を進めている格安航空会社(LCC)向けのターミナルを2015年4月8日に「第3旅客ターミナル」として供用開始すると発表しました。入居する予定の航空会社は、ジェットスター・ジャパン、バニラエア、春秋航空日本の3社です。

この第3旅客ターミナルは第2旅客ターミナルビル北側地区で、第5貨物ビルなどがあった場所です。施設は本館、国際線ゲート、国内線のサテライトで構成し、3社が運航する国際線週31便、国内線週279便、年間750万人に対応します。

このターミナルへのアクセスは鉄道、自家用車を利用する場合は、第2旅客ターミナルビルからおよそ500メートルのアクセス通路、またはシャトルバスを利用します。アクセス通路には、途中に休憩スペースが設けられます。高速バス、タクシーの場合は第3ターミナル専用のバス乗降場にアクセスできます。

ターミナル内は、天井を貼らず、案内表示も床や梁を活用し、開放感のある空間を演出し、建物内には24時間のコンビニエンスストア、書店などを配置します。チェックインは、同一エリアで国際線と国内線両方に対応します。

フードコートは国内空港で最大級の規模で、座席数400席程度を設け、寿司、そば・うどん、ハンバーガー、カフェなど店舗のバラエティにも配慮しています。また、このスペースは、深夜から早朝時間帯に休憩スペースとして利用することが可能です。

また、免税店エリアには、厳選した商品を揃え、白を基調とした明るい空間で快適に過ごせるようにしました。また、カフェも併設し、買い物後に休憩することも可能です。なお、ムスリムの旅客向けに「礼拝室」を制限エリアの内外に整備します。

成田空港では、第3旅客ターミナルは「気軽に」「機能的」「わくわく」の3つをコンセプトに、シンプルで使いやすく、快適な空間の中でゆったりとした時間を過ごせるように整備するとしています。特に、この新ターミナルを利用するLCCにも低コストで、効率的な運航ができるようにしたほか、使用する旅客にもわかりやすい案内表示、使い勝手の良いターミナルとなるよう工夫したと説明しています。

期日: 2015/04/08から
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