ANAホールディングス、第2四半期の売上高9.1%増 旅客・貨物とも好調

ANAホールディングス、第2四半期の売上高9.1%増 旅客・貨物とも好調

ANAホールディングスは2015年3月期第2四半期(2014年4月〜9月)決算を発表、売上高は前年から9.1%増の8,548億円、営業利益33.8%増の579億円、経常利益50.8%増の480億円、純利益78%増の357億円でした。純利益は、連結子会社の全日本空輸(ANA)で、確定給付年金制度の一部を確定拠出年金制度に移行し、99億円の特別利益が計上されています。

特に、羽田空港の国際線を拡大したことをうけ、国際、国内線とも旅客数、収入とも前年を上回っています。また、国内線では特に需要に応じた機材変更を行うなど、需給適合を推進しています。貨物では、国内線は宅配貨物需要が堅調に推移、北海道と九州発の生鮮野菜貨物需要が好調で、国際線でも沖縄ハブを活用したアジア域内の三国間輸送貨物が伸び、輸送重量、収入とも前年を上回りました。

今後については、為替レートの変動リスク、海外景気の下振れリスク、国際的なイベントリスク、国内外での航空業界の競争激化が予想されるとしていますが、引き続き多角化戦略の推進とコスト構造改革を進め、グループ収益の最大化を目指すとしています。また、4月発表の連結業績見通しに変更はありません。

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