ニュージーランド航空、リージョナル路線の運営を見直し 調査結果を反映

ニュージーランド航空、リージョナル路線の運営を見直し 調査結果を反映

ニュージーランド航空は2014年11月11日、持続可能な航空サービスを目的としたリージョナル路線運営の見直しと航空運賃について調査結果を公表しました。2014年初めから、19席の最も座席数の少ない機材を利用したリージョナル路線の不振について見直しを行っていました。

この機材は顧客一人あたりのオペレーションコストが最も高く、リージョナル路線を運航するイーグル・エアウェイズは過去2年間で毎月100万ドルもの損失を生み出していました。これは片道の乗客1人あたり26ドルに相当する金額です。

しかし一部の路線では需要が拡大していることから、今回、1億ドルの予算で新しく68席の機材を4機導入し、2016年8月までに全てのリージョナル路線を50席、または68席の機材で運航します。

過去5年間にはニュージーランド航空のリージョナル路線の航空運賃は2%減少しており、13路線で19席の機材を50席の機材に変えることによって、効率席な運営ができ、平均15%の航空運賃の値下げが期待できるとしています。ケリケリ、ワンガレイ、タウランガ、ハミルトン、ロトルア、ギズボーン、タウポ、ワンガヌイ、パーマストンノース、ブレナム、ホキティカ、ティマルーの12都市では、積極的に50席機材への変更が行われ、航空運賃も減額されます。

その一方で、50席の機材では需要が期待できない路線の一部は、2015年4月から運航が停止されます。対象は、カイタイア、ファカタニ発着のオークランド線、ワンガレイ、タウポ、ウエストポート発着のウェリントン線、パーマストンノース/ネルソン線です。なお、ハミルトン/オークランド線も2016年2月から運航停止の予定です。

詳しくは、ニュージーランド航空のウェブサイトを参照ください。

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