みずなぎによる西之島の観測、東方向に拡大続ける

みずなぎによる西之島の観測、東方向に拡大続ける

ニュース画像 1枚目:南西方向から見た西之島 「みずなぎ」から2月23日撮影
© 海上保安庁
南西方向から見た西之島 「みずなぎ」から2月23日撮影

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2015年2月24日、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」で2月23日に実施した観測状況を発表しました。この観測で西之島の火山活動は引き続き活発で、2014年12月25日の「みずなぎ」での観測と比べ、東方向に拡大していました。

観測当日は、火砕丘にある火口から、1分間に5回から6回の頻度で溶岩片を伴う噴火を繰り返し、溶岩流は火砕丘から東方向に流出し、新たな陸地が形成されている状況を確認しました。同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は「東側への溶岩の延伸が継続しており、マグマ供給は現在も安定して続いている」とコメントしています。

なお、西之島の形状は、東西は1,950メートル、南北は1,800メートル、面積は2.45平方キロメートルで、東京ドームの約52倍です。12月25日時点の観測では2.29平方キロメートルで東京ドームの約49倍でしたが、さらに面積を拡大させています。

メニューを開く