95年前のローマ/東京間の親善飛行

95年前のローマ/東京間の親善飛行

ニュース画像 1枚目:ローマ・東京の行程図
© Aeronautica Militare
ローマ・東京の行程図

日本ではあまり話題になりませんが、1920年の今ごろイタリアの飛行家2人が、イタリアのローマから東京まで1万8,000キロを複葉機で3カ月かけて飛行しました。イタリア空軍公式サイトが2015年2月3日に紹介しています。

飛行したのはアウトゥーロ・フェラーリン中尉とグイド・マシエロ中尉らで、1920年2月14日に9機のSVA-9複葉機でローマを離陸しました。現在のトルコ、イラク、パキスタン、インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国を経て大阪、東京の代々木に5月31日に到着しました。出発したとき9機だった機体は2機に減っていました。

日本では大歓迎を受け、のちに昭和天皇となる当時の裕仁皇太子からも日本刀などの贈り物を受けています。フェラーリン中尉は、その後シュナイダー・トロフィー・レースに参加したり、無着陸飛行世界記録を達成するなどの活躍をしました。

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