エアバス、9,000機目をベトジェットエアに納入 A321初のシャークレット

エアバス、9,000機目をベトジェットエアに納入 A321初のシャークレット

ニュース画像 1枚目:エアバスの9,000機目の引き渡しとなったベトジェットエアのA321
© Christian Brinkmann H / Airbus S.A.S.
エアバスの9,000機目の引き渡しとなったベトジェットエアのA321

エアバスは2015年3月23日、ベトナムの格安航空会社(LCC)、ベトジェットエアに同社初のA321を引き渡したと発表しました。デリバリー式典は3月20日、ドイツのハンブルクで開催され、この機体記号(レジ)「VN-A651」は、3月22日にタンソンニャット国際空港へ到着しました。この機体はエアバスの9,000機目のデリバリーとなります。

エアバスは9,000機目の引き渡しは、同社の航空機が継続的な需要に支えられているとし、100席から500席超の座席を装備した機材で、効率性を最大限に高め、快適性や乗客に魅力的な航空機を提供し続けるとコメントしています。

ベトジェットエアはこれまでのA320に加え、座席数の多いA321の導入により、需要の多い路線で供給座席数を増やすことができます。また、全てエアバス機で運航している同社の営業モデルは運航経費を抑えるだけでなく、乗客にも快適性を提供することが出来るとしています。また、この機材の導入で、日本、韓国など、現在よりも長い路線に就航できるとしています。

なお、A321のシャークレット装備機のデリバリーはすでに各社に納入されていますが、このA321は2012年10月23日に、シャークレットを装備したA321として初めて飛行した機体で、テスト飛行に使用されていた機体です。

ベトジェットエアは2014年にA320ファミリーを最大100機発注した契約の1機で、この機材を含めA321は7機の引き渡し予定となっています。

エアバスの8,000機目は機体記号(レジ)「PK-AZF」で登録されているエアアジアのA320です。2013年8月5日の引き渡しで、1,000機を2年未満で製造、納入を行い、そのデリバリーのペースを高めています。

現在、エアバスのラインアップはA320ファミリー(A318、A319、A320、A321)に加え、A330、A350XWB、A380を提供しています。また、これまでにはA300、A310、A340を市場に送り出しています。

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