防衛省、補正予算案で災害対処で損耗進む回転翼や水没US-2補充を計画

防衛省、補正予算案で災害対処で損耗進む回転翼や水没US-2補充を計画

防衛省は2015年12月18日(金)、2015(平成27)年度補正予算として1966億円を計上しました。自衛隊の災害対処能力の回復などの項目で494億円を計上しています。

これは、台風18号による暴風雨、各地での豪雨災害をはじめとする災害対処で損耗が進んだ装備品の回復、災害対処能力の向上等に必要な経費を確保するとして、CH-47JA、UH-60JA、UH-60Jの回転翼機の整備をあげています。また、海上自衛隊のUS-2が4月に水没していますが、その補充としてこの補正予算で1機を調達するとしています。

自衛隊の安定的な運用態勢の確保の項目で526億円を計上し、OP-3C、EP-3に搭載する電子機器部品の調達を通じ警戒監視態勢の強化、テロ等各種事態への対処能力の向上や情報収集体制の整備を行います。

このほか、厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機の移駐に伴う施設整備、西普天間住宅地区のキャンプ瑞慶覧返還に伴う物件撤去、嘉手納飛行場における海軍駐機場の移転に伴う施設整備などで施設の円滑な運営で403億円、給与改定に伴い不足する自衛隊員の給与などを含むその他の経費で544億円としています。

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