ボーイング、イギリス陸軍向けAH-64Eを製造へ 米の対外有償軍事援助で

ボーイング、イギリス陸軍向けAH-64Eを製造へ 米の対外有償軍事援助で

ニュース画像 1枚目:AH-64Eアパッチ・ガーディアン
© Boeing
AH-64Eアパッチ・ガーディアン

ボーイングは2016年7月11日(月)、イギリス陸軍にAH-64Eアパッチ攻撃ヘリコプターを50機、納入すると発表しました。アメリカとイギリス両政府間で締結された対外有償軍事援助契約に基づくもので、イギリス防衛省とボーイングがファンボロー・エアショーにあわせて発表しました。

AH-64Eアパッチ・ガーディアンはAH-64Dアパッチ・ロングボウと比べ、燃料効率が優れ、多くの武器搭載が可能で、厳しい条件での飛行が長時間可能になっています。イギリス陸軍向けの初号機は2020年初めごろ、アメリカの生産ラインで完成する予定で、2022年にイギリス陸軍で運用を開始する計画です。

AH-64Eの製造でイギリス企業も参画しており、グローバル・サプライチェーンの約5%を占めています。また、今回のアメリカとの対外有償軍事援助ではイギリス陸軍のパイロット養成のシミュレータ訓練、新たなAH-64Eのメンテナンスの初期サポート契約、スペアパーツ供給などが含まれています。コンピュータ改良や新センサーなど最新技術など、将来的なアップグレードについても確保されています。

ボーイングはこれまでアメリカ陸軍にAH-64Eを149機納入しており、これにより60,000飛行時間以上、17,000戦闘飛行時間を記録しています。

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