スターフライヤー、第1四半期は定期重整備が集中 集客好調も収入減

スターフライヤー、第1四半期は定期重整備が集中 集客好調も収入減

スターフライヤーは2016年7月29日(金)、2017(平成29)年3月期第1四半期(2016年4月1日~6月30日)の連結業績を発表しました。

売上高は3.8%減の77億6,500万円、営業利益は5億8,800万円(前年同期は5400万円の営業損失)、経常利益は前年同期比140.2%増の5億3,000万円、四半期純利益は105.0%増の4億4,800万円でした。純利益は、繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額を計上した影響が含まれています。

スターフライヤーは、国内線の定期便で1日当たり5路線30往復、60便を運航しています。この第1四半期は予定されていた航空機の定期重整備の日数が集中し、前年同期比で計画運休が増加し、飛行時間は8,035時間で前年同期から6.2%減でした。

就航率は99.1%で前年から0.3ポイント減、定時出発率は94.6%で前年から0.9ポイント減でしたが、就航率・定時性向上プロジェクト「ON TIME FLYER活動」を推進し、前年同期とほぼ同じ高い水準を維持したと説明しています。

運賃、集客面ではレベニューマネジメントの強化、2015年度から販売する運賃種別「スターユース」の促進、「サンクス10thアニバーサリーセール」、「MILLION STARSキャンペーン」などの増収施策で、好調な集客につながり、旅客数は前年比1.7%増の30万3,000人、座席利用率は6.5ポイント増の67.3%でした。

ただし、航空運送事業収入は、集客は好調だったものの、生産量の減少が響き、2.4%減の77億4,300万円でした。

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