JAXA、トルコと「きぼう」利用に関する協力合意を締結 実験機会を提供

JAXA、トルコと「きぼう」利用に関する協力合意を締結 実験機会を提供

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年9月9日(金)、国際宇宙ステーション(ISS)に設置されている日本の実験棟「きぼう」の利用に関して、トルコの運輸海事通信省と協力合意を締結したと発表しました。

合意した協力の内容は、「きぼう」からの超小型衛星の放出と、船外実験プラットフォームに取り付ける簡易曝露実験装置(ExHAM)を利用した材料曝露実験機会の提供です。

JAXAは協力合意を締結することで、これまで培った宇宙開発利用の経験、技術を活用し具体的な協力関係の構築を目指すとしています。また今後、トルコが目指す宇宙機関の設立に向けた支援、人材育成などの分野で相互協力を深めるため、協議を進めていくとしています。

9月8日(木)には、トルコのアンカラでJAXAの山浦理事とトルコ運輸海事通信省のカンルギョス局長との間で署名が交わされ、署名式には、内閣府の鶴保庸介特命担当大臣、トルコのフメット・アルスラン運輸海事通信大臣も臨席しました。

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