在日アメリカ海兵隊、10月7日からAV-8BハリアーIIの運用再開

在日アメリカ海兵隊、10月7日からAV-8BハリアーIIの運用再開

ニュース画像 1枚目:AV-8BハリアーII
© U.S. Marine Corps p/ Cpl. Kyle N. Runnels
AV-8BハリアーII

アメリカ海兵隊のラーリー・ニコルソン中将は2016年10月5日(水)、AV-8BハリアーII戦闘機を10月7日(金)から運用再開すると発表しました。これは9月22日(木)、嘉手納基地を離陸したAV-8Bが沖縄本島から115海里の海域で訓練中、事故で墜落したものです。搭乗していたパイロットは無事脱出し、治療後に職場復帰しています。

海兵隊は事故直後、調査をはじめると同時に、ハリアーでの訓練を中止していました。安全を確認するため、搭乗員、整備士らが運航基準、安全飛行基準、技術調査などに取り組み、日本に駐留する海兵隊所属の全てのハリアーについて検査を行い、事故の初期調査が終了したものです。

事故調査の初期報告で、航空機システム、搭乗員や整備に関連する原因は見つかっていないとしています。また、事故発生以降も海兵隊所属のハリアーは世界中で安全に運用され、その信頼性が実証されているの説明です。

徹底的な調査を通じ、海兵隊の搭乗員、整備士、そしてメンテナンスの各部門は、飛行運用を再開する準備が整ったとしています。これを受け、10月7日から、通常訓練に復帰しても安全として飛行を再開します。また、再開後も飛行前の事前検査や搭乗員検査、飛行後の検査などを徹底する方針です。

なお、墜落機の事故原因については現在も調査が進められています。

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