航空局、ANA便立ち乗り事案と同様の定員超過 過去4年で5件発生

航空局、ANA便立ち乗り事案と同様の定員超過 過去4年で5件発生

国土交通省航空局は2016年9月30日(金)、福岡空港で発生した全日空(ANA)が運航する福岡発羽田着の便で、搭乗手続済旅客と実際の搭乗旅客の不一致で運航開始した事案に関連し、航空局が国内航空会社に類似案件を調査した結果、2012(平成24)年度以降に計236件の旅客不一致があったと発表しました。

ANAの事案に関連し、航空局が国内航空運送事業者22社に調査したもので、合計236件の旅客不一致のうち定員超過は5件で、ANAが4件、JALが1件でした。この事案はいずれも自走開始前に気づき、駐機場に戻っているものです。

航空局は本日付で、航空運送事業者に対し、搭乗手続済旅客と実際の搭乗旅客の照合の厳格な運用を指示しました。さらに、旅客不一致を解消する目的で、航空局と航空運送事業者の実務者レベルで検討会を設け、適切な対応策について検討する方針です。

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