中国機へのスクランブルが増加-防衛省発表

中国機へのスクランブルが増加-防衛省発表

防衛省統合幕僚監部は2012年1月19日、「平成23年度第3四半期までの緊急発進実施状況について」を発表しました。

平成23年度第3四半期まで(2011年4月1日から12月31日)の緊急発進回数は335回あり、これは前年同期と比べて45回増えています。第3四半期(2011年10月1日から12月31日)だけでも132回と前年同期と比べて28回増加しました。

内訳はロシア機が約52%、中国機が約43%、台湾機約1%、その他約4%です。とくに中国機への緊急発進は143回と前年に比べて95回増加しています。逆にロシア機は175回と多いものの、前年に比べて45回減少しています。

航空方面隊別に見てみると、北部航空方面隊が123回、中部航空方面隊が32回、西部航空方面隊が30回、南西航空混成団が150回。中部航空方面隊が減少し、南西航空混成団が大幅に増加しています。ここからも南西諸島方面へ中国機の接近が増えていることが分かります。

ここ数年の推移や、国別、航空方面隊別の数字、緊急発進の対象となった航空機の航跡など詳しくは防衛省発表のPDF資料を参照ください。

期日: 2011/04/01 〜 2011/12/31
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