JAXA、SS-520ロケット4号機の打ち上げ失敗 テレメータの受信途絶える

JAXA、SS-520ロケット4号機の打ち上げ失敗 テレメータの受信途絶える

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年1月15日(日)8時33分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から全長約9.54メートルの小型ロケット「SS-520」4号機の打ち上げを実施しました。ロケットは第1段まで順調に飛行していましたが、途中、テレメータが受信できなくなるトラブルに見舞われ、第2段モータの点火を中止、内之浦南東海上に落下し、打ち上げは失敗に終わりました。

SS-520ロケットは、宇宙科学研究所(ISAS)が観測ロケットとして開発した固体燃料ロケットです。2号機までは、高高度での観測用途を目的としていたことから2段式ロケットとして運用され、今回の4号機は、SS-520ロケットとしては初めてペイロードを搭載することから3段式ロケットとして設計されています。

SS-520ロケット4号機の打ち上げは、当初1月11日(水)に予定されていましたが、天候の影響により1月15日(日)に延期し、今回の打ち上げに至りました。テレメータが受信できなくなるトラブルは打ち上げから約20秒後に発生したもので、第2段を点火するか否か判断する上で必要な情報が得られず、安全に配慮する観点で点火を中止したとしています。

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