日機装、宮崎ハイテク工業団地に新工場の起工式を開催 カスケード製造へ

日機装、宮崎ハイテク工業団地に新工場の起工式を開催 カスケード製造へ

日機装は2017年5月12日、宮崎市高岡町高浜に宮崎ハイテク工業団地に新工場を建設する起工式を開催しました。同社の航空宇宙事業本部は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を用いた航空機用部品の製造・販売を手がけており、そのジェットエンジン逆噴射装置用部品「カスケード」は民間航空機市場をほぼ独占するシェアをもっています。新工場は、世界的な航空機需要の高まり受け、カスケードの増産需要に対応するねらいで、新工場の稼働で生産能力を拡大します。

このほか、主翼部品など航空機部品の新規受注に対応し、生産技術の高度化と生産量の拡大を通じて、事業拡大を目指しています。この新工場は日機装が全額出資する宮崎日機装が手がけます。同工場ではカスケードやCFRP製の航空機部品で、将来的には産業向け特殊ポンプ・システムも手がける予定です。また、従業員数は2021年度末までに、約500名規模を予定しています。

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