JAXA、6月24日に大樹実験場で新型ロードテープ気球飛翔試験を実施

JAXA、6月24日に大樹実験場で新型ロードテープ気球飛翔試験を実施

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年6月24日(土)、新型ロードテープを用いた気球飛翔性能試験を目的に、第一次気球実験の2号機を、連携協力拠点の大樹航空宇宙実験場で放球しました。

ロードテープは、気球の骨格の役割を果たすもので、気球の縦方向に複数挿入されています。高度30キロメートル以上の成層圏を飛翔する大気球の製作では、気球に重い実験装置を吊り下げるため強度が強く、伸びのないロードテープが必要です。これまで、JAXAは外国製品を使用してきましたが、今回の実験はより軽い国産品を使用し、飛翔性能を試験しました。

実験は、6月24日(土)3時33分に放球し、気球は毎分330メートルの速度で上昇、1時間30分後に大樹航空宇宙実験場東方約50キロメートルの太平洋上の高度24キロメートルで水平浮遊状態に入りました。その後、6時9分に指令電波により切り離された気球と制御機器部は、大樹航空宇宙実験場南東約20キロメートルの海上に緩降下し、6時50分に回収船によって回収されました。

期日: 2017/06/24
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