マレーシア航空、エアキャップからA330-200を6機リース 2018年に導入

マレーシア航空、エアキャップからA330-200を6機リース 2018年に導入

マレーシア航空は2017年9月27日(水)、同社の保有機材の戦略の最新の契約状況を発表しました。同社はA330-200の中古機を6機導入する契約をエアキャップと締結しました。これは737-800のリース機返却に伴い、2018年2月から順次、導入します。

このA330-200は2018年から2023年まで6年間のリース契約で、高需要の中距離路線で供給座席数を増やします。リース機はマレーシア航空が保有するA330-300と同様にプラット・アンド・ホイットニーのエンジンを搭載、ビジネス19席、エコノミー268席、計287席を装備し、新たな機内エンターテイメントに対応、Wi-Fiを装備しています。3時間以上のフライトでビジネスクラスにフラットベッドとなる機材を提供することで、競争力を高めます。

マレーシア航空はコスト競争力を高める取り組みを進めており、再建でプレミアム航空会社としての再生を目指しています。また、現在のリース機はその利用料率が競争力があり、機材のリース導入にメリットが高いとも説明しています。また、機動力を伴い、保有機材の構成を確立するには、新造機だけでなく中古機を含む機材を柔軟、かつ運航環境に適した機材を揃えることが必要だとしています。

なお、マレーシア航空は、9月に787-9の8機に変更、さらに737 MAX 8を8機追加購入権を行使しており、737シリーズを25機受領する予定です。同社は現在、A380を6機、A330-300を15機、737-800を48機、運航しています。

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