島津製作所、航空機用装備品製造に特化した「島津エアロテック」を設立

島津製作所、航空機用装備品製造に特化した「島津エアロテック」を設立

島津製作所は2017年12月1日(金)、民間航空機用装備品の製造に特化した子会社「島津エアロテック株式会社」を設立しました。島津製作所の三条工場北地区内に所在し、稼働開始は2018年4月を予定しており、フライトコントロールシステム向け機器、アクチュエータ、ギヤ関連製品など民間航空機用装備品の製造を手がけます。

島津製作所は、島津エアロテックを戦略商品と位置づける民間航空機向け装備品の製造に特化させることで、生産効率を向上させ、競争力を高めて業績拡大につなげることを目指しています。特に、フライトコントロールシステムに使用されるギヤ製品やエンジンアクセサリギヤボックスに組み込まれる高速回転ギヤに重点を置き、高難度な機械加工に対応できる機械設備群を新たに導入し、専用の製造ラインを増設します。

製造工程が数十にわたる航空機用ギヤは、極めて厳重な寸法、品質の管理が求められ、島津製作所は内製化を進めています。島津エアロテックは、材料調達や高難度な機械加工を行い、部品調達や組立はアメリカの子会社、Shimadzu Aircraft Equipment USAが担い、島津製作所グループ全体でサプライチェーンの最適化を推進し、主要顧客がアメリカのためリードタイム短縮、品質の向上を目指します。

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