ウェザーニューズ、国内ドクターヘリ全52機に動態管理システムを導入

ウェザーニューズ、国内ドクターヘリ全52機に動態管理システムを導入

ニュース画像 1枚目:ドクターヘリ
© ウェザーニューズ
ドクターヘリ

ウェザーニューズは2018年5月、佐賀、大分、熊本ドクターヘリに対し、運航動態管理サービス(Flight Watch)を開始しました。いずれも西日本空輸が運航しています。これにより、国内全52機のドクターヘリ運航管理室でリアルタイムな飛行位置情報の把握が可能になります。

ウェザーニューズは2011年の東日本大震災時に、東北の上空に集まった機体の空域調整や運航管理の混乱をきっかけに、2012年に独自に動態管理システム「FOSTER-CoPilot」を開発しました。このシステムは、イリジウム衛星通信を用いた機内持ち込み型で、平常時にもドクターヘリのリアルタイムな飛行位置と気象情報をあわせて確認でき、安全性や効率性の向上が期待されています。

ウェザーニューズはドクターヘリが誕生した2001年から航空気象コンテンツを提供し、現在は年間約25,000回も出動するヘリの安全運航を支援しています。今後は、ドクターヘリと同じ低空域を飛行するドローンが増加することが見込まれ、安全運航の確保をめざし、「FOSTER-CoPilot」のドローンへの搭載、有人機と無人機を問わず網羅的に監視できる運航管理システムの実用化を目指しています。

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