東レは2018年7月18日(水)、テンカーテ・アドバンスト・コンポジット・ホールディング(TCAC)の全株式取得について、すべての手続きを完了したと発表しました。
TCACは、欧米に主要製造拠点を置くプリプレグメーカーで、同社の材料は航空宇宙用途で、熱可塑性樹脂や高耐熱熱硬化性樹脂材料を中心に幅広い採用実績があり、熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維基材のグローバル・リーディング・カンパニーです。
炭素繊維事業分野は、航空機や風力発電用風車翼をはじめ、環境・エネルギー関連用途が需要をけん引し、順調に拡大しています。航空機では、ボーイングの737、エアバスのA320など中・小型の単通路機の需要が大きく伸びており、東レでは今後、こうした次世代航空機の開発をターゲットにしたい考えです。
なお、東レは、これに伴う同社の連結業績への影響額は現在精査中で、今後開示すべき事項が発生した場合に公表するとしています。
