消防庁は「平成30年度緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練」を実施、このうち中部ブロック合同訓練は2018年11月4日(日)と11月5日(月)の2日間、静岡空港をメイン会場に実施されます。
静岡空港以外に、静岡県庁、藤枝総合庁舎、中遠総合庁舎、航空自衛隊浜松基地、菊川市消防本部、マリンパーク御前崎、国道473号工事現場、大井川河口、大井川河川敷運動公園、御前崎市浜岡総合運動場、御前崎市池新田津波避難タワーなどの会場で訓練が実施されます。
訓練は、11月4日(日)に遠州灘を震源とするマグニチュード9.1、静岡県西部中部を中心に震度7を観測し、建物倒壊、土砂災害、延焼拡大中の火災が確認、沿岸部でも津波による浸水、漂流者が多数発生しているとの状況下で実施されます。
11月4日(日)は、浜松基地で市街地火災想定訓練、瓦礫救出救助訓練、広域医療搬送訓練など、マリンパーク御前崎では防災ヘリと海上保安庁が合同で津波漂流者救出訓練などを実施、11月5日(月)は静岡空港をメイン会場として情報収集、映像配信、消防応援活動調整本部・指揮支援本部運営、市街地中高層倒壊現場対応、市街地倒壊家屋対応、中山間地倒壊家屋対応、中山間地土砂災害対応、大規模市街地火災対応、物資搬送、津波避難者救出や大規模林野火災空中消火など総合訓練が実施されます。空自機を使った消防車両の搬送訓練も実施されます。
静岡県の消防は約150隊、参加人員が600人ほどに加え、国や県から消防庁、海上保安庁、国土交通省、陸上自衛隊、航空自衛隊、静岡県庁、静岡県警察本部、静岡DMAT、県外DMAT静岡県建設業協会、静岡県解体工事業協会などが参加します。聖隷三方原病院ドクターヘリ、中部ブロックの富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重の緊急消防援助隊も参加します。
訓練の見学は、一般向けに静岡空港西側多目的用地でメイン会場の様子が公開されます。なお、見学にあたり駐車場は総合訓練会場内に準備し、空港ターミナルビル駐車場は利用しないよう呼びかけられています。