自衛隊の主要航空機の保有数、2019年3月末に949機防衛白書

配信日： 2019/10/18 12:35
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自衛隊の主要航空機保有数が令和元(2019)年版「防衛白書」で発表されています。これによると、2019年3月31日現在、国有財産台帳記載の航空機は陸上自衛隊に359機、海上自衛隊に166機、航空自衛隊に424機、合計949機となりました。前年度と大きな変化は見られませんが、空自は前年度の431機から7機減となりました。

空自は2017年度版で新たに記載されたF-35Aが12機と増勢し、F-4EJ/EJ改が18機減となっています。ファントムの退役が控える中、RF-4E/EJ偵察機も10機までに減っています。さらに輸送機は、C-1からC-2に更新されており、C-2が10機となっています。

戦闘機のうち、F-15J/DJは201機、F-2A/Bは91機で、2018年度版と大きな変更はありません。陸・海・空の各自衛隊別、機種別の機数は以下の通りです。

■主要航空機の保有数

航空機	目的	2019年	2018年	2017年	2016年	2015年	2014年
保有機数		949	956	990	1008	999	1059
■陸上自衛隊		359	362	389	394	387	446
LR-1	連絡偵察	-	-	退役	1	1	2
LR-2	連絡偵察	7	7	8	7	7	7
固定翼		7	7	8	8	8	9
AH-1S	対戦車	55	56	59	60	60	70
OH-6D	観測	26	27	44	48	48	84
OH-1	観測	37	37	37	38	38	38
UH-1H/J	多用途	127	127	131	131	131	141
CH-47J/JA	輸送	55	56	57	58	55	58
UH-60JA	多用途	40	40	40	39	36	36
AH-64D	戦闘	12	12	13	12	11	10
回転翼		352	355	381	386	379	437
■海上自衛隊		166	163	170	180	175	169
P-3C	哨戒	55	54	62	68	69	73
P-1	哨戒	19	19	11	9	9	-
固定翼		74	73	73	77	78	73
SH-60J	哨戒	24	22	35	42	42	43
SH-60K	哨戒	58	58	52	49	44	42
MH-53E	掃海・輸送	-	-	退役	4	5	6
MCH-101	掃海・輸送	10	10	10	8	6	5
回転翼		92	90	97	103	97	96
■航空自衛隊		424	431	431	434	437	444
F-15J/DJ	戦闘	201	201	201	201	201	201
F-4EJ F-4EJ改	戦闘	34	52	52	54	55	60
F-2A/B	戦闘	91	92	92	92	92	92
F-35A	戦闘	12	4	4	-	-	-
RF-4E/EJ	偵察	10	13	13	13	13	13
C-1	輸送	13	17	17	22	24	26
C-2	輸送	10	-	-	-	-	-
C-130H	輸送	14	14	14	14	15	15
KC-767	空中給油・輸送	4	4	4	4	4	4
KC-130H	空中給油機能付加	2	2	2	2	1	1
E-2C	早期警戒	13	13	13	13	13	13
E-2D	早期警戒	1	-	-	-	-	-
E-767	早期警戒管制	4	4	4	4	4	4
固定翼		409	416	416	419	422	429
CH-47J	輸送	15	15	15	15	15	15
回転翼		15	15	15	15	15	15

※国有財産台帳記載、2019年3月31日現在の数値