オリエンタルエアブリッジ、春に中古Q200導入 共通機Q400も追加

オリエンタルエアブリッジ、春に中古Q200導入 共通機Q400も追加

ニュース画像 1枚目:SKY☆101さんの航空フォト
© FlyTeam SKY☆101さん
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オリエンタルエアブリッジ(ORC)は2020年1月22日(水)、2020年度の事業計画で、今後の機材計画を発表しました。保有するDHC-8-200(Q200)が設計寿命を迎え、退役を視野に入れる状況下で、現在も欠航が発生するなど就航率の向上、運航品質の改善が大きな課題となっています。

Q200の更新では、機体記号(レジ)「JA801B」が2020年春に退役する予定です。これに代わり、中古機Q200を1機購入し、更新します。この機材は、国土交通省航空局へ2019年12月に予約登録した「JA803B」とみられます。「JA802B」は、後継機導入まで曜日運航、補航便や訓練、あるいはチャーター便として運航回数を減らし、予備機として運航を継続します。

オリエンタルエアブリッジ(ORC)は、ANA塗装の共通事業機として74席のDHC-8-400(Q400)を投入しましたが、3機目のQ400により、長崎/対馬線に加え、新たに福岡/対馬線を開設し、離島路線の拡充と運航品質の向上につなげます。

新機種の導入は、およそ3年間を目安とする準備期間を設け、2023年度以降に新機種で離島路線の運航を目指します。導入準備では、航空局で議論され、実現に至った地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合と連携を図り、持続可能な運航体制の構築を目指しますが、具体的な機種は明言していません。

現状のターボプロップ機の製造状況や、地域航空サービスアライアンスを構成する天草エアラインや日本エアコミューターの動向からすると、ATRが大きな選択肢ですが、現在のQ200、共通機のQ400を活かすDHC-8シリーズではQ400を製造するデハビランド・カナダがあります。

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