東京メトロ、地下鉄トンネル検査でドローン運用 自律飛行型の開発も着手

東京メトロ、地下鉄トンネル検査でドローン運用 自律飛行型の開発も着手

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© 東京メトロ
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東京メトロは2020年2月6日(木)から、非GPS環境下のトンネル検査で、ドローンの運用を開始します。同時に、自律飛行型ドローンの開発に着手します。

ドローンの運用は、ベイシスコンサルティングと東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センターの協力で実施され、半蔵門線で開始します。運用場所は、非GPS環境下で複雑な構造の地下鉄トンネル内のため、東京メトロが社員をドローン・パイロットとして育成、操縦を担当します。

トンネル内の構造物確認は、これまで目視で実施されてきましたが、東京メトロは今後、検査の一部にドローンを活用します。これにより、目視より効果的に確認できるほか、検査データの蓄積で質の高いトンネル検査につなげます。

また、自律飛行型ドローンの開発は、東京メトロと本郷飛行機が共同で実施します。画像認識技術やAI技術を活用し、GPS電波の届かない地下空間で、操縦者を必要としないドローンの飛行を目指します。このほか、点検検査の効率化などへの適用も検討されます。

東京メトロでは、新たな技術の開発・導入を通じ、安全性の向上に向けた取組みを進めていく方針です。

期日: 2020/02/06から
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