山口宇部と岩国空港、新型コロナウイルスの影響で3月の利用者が大幅減

山口宇部と岩国空港、新型コロナウイルスの影響で3月の利用者が大幅減

ニュース画像 1枚目:いおりさんの航空フォト
© FlyTeam いおりさん
いおりさんの航空フォト

山口県は2020年4月20日(月)、山口県内にある山口宇部空港と岩国空港の2019年度の利用状況を発表しました。

これによると、山口宇部空港では、国内定期便の羽田線において、台風による欠航便が増加したものの、2020年2月まではビジネス・観光需要とも堅調に推移していました。しかし、2月末以降、新型コロナウイルス感染症の影響で航空需要が減退し、3月には減便が相次いだことで利用者数が前年同月比41.2%と大幅に減少しています。

国際定期便の仁川線は、2016年から冬スケジュール期間に運航していましたが、日韓関係の悪化で訪日韓国人旅行者が減少したことに伴い、エアソウルが運休を決定し、その後も新型コロナウイルスの感染拡大により運航再開の見通しがたたない状況となっています。

また、国際チャーター便は、山口宇部/台湾間で16便が就航したものの、搭乗者数は前年よりも減少、国内チャーター便は、フジドリームエアラインズ(FDA)が12便を就航し、747人が利用しました。

岩国空港では、羽田線と那覇線に就航していますが、羽田線では山口宇部空港と同様、2月までは堅調に推移していたものの、新型コロナウイルス感染症の影響で3月の利用者数は前年同月比38.9%と大幅に落ち込んでいます。那覇線では、前年度と比べ台風による欠航便は減少し、2月までは前年度を上回る利用実績となっていましたが、3月は前年同月比47.8%と大きく減少しています。

期日: 2019/04/01 〜 2020/03/31
メニューを開く