ティーウェイ航空、中長距離路線へ参入 A330導入

ティーウェイ航空、中長距離路線へ参入 A330導入

ニュース画像 1枚目:ティーウェイ航空 画像は737-800
© ティーウェイ航空
ティーウェイ航空 画像は737-800

格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空は、中長距離路線へ参入する方針です。2021年末から、新たにエアバスA330-300型機を3機導入すると、韓国の各メディアが報じました。

ティーウェイ航空の保有機材は、現在は737-800の単一機種で、今後は737 MAX 8の導入も予定しています。この737ファミリーは単通路機で、航続距離が長い737 MAX 8は6,510キロメートル(km)を飛行可能です。新たに導入するA330-300の航続距離は11,300kmで、737より座席数が多く、より遠くの目的地に就航できます。

A330-300の導入により、ティーウェイ航空はオーストラリア・シドニー、ハワイ、シンガポール、マレーシアなど中・長距離路線への就航を検討しています。新たにビジネスクラスを設け、エコノミーと合わせ2クラスで運航する計画です。

中長距離路線を運航するLCCは、東南アジアを拠点にするエアアジア・エックス、スクートなどが日本、韓国に乗り入れてきました。日本では、日本航空(JAL)が出資するZIPAIRがボーイング787型機を使用し、成田空港を拠点に2020年からバンコク線やホノルル線に就航、全日空(ANA)はエアージャパンをLCCに衣替えし、2022年度から787で中距離路線の東南アジア、オーストラリアへの就航を計画しています。東アジアでは日本の2社、韓国ではジンエアーが中距離路線を運航しており、今後はティーウェイ航空を含め、競争が加熱しそうです。

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