スホーイの戦闘機、1964年以降で2,500機以上を輸出

スホーイの戦闘機、1964年以降で2,500機以上を輸出

ロシアのスホーイは2012年8月9日、1964年以降、世界30カ国以上に、2,500機以上の戦闘機を輸出してきたと発表しました。

機種はSu-7、Su-17、Su-20、Su-22、Su-24、Su-25、Su-27、Su-30などで、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南アメリカに輸出され、多くは現在も使用されています。1996年以降はSu-30多目的戦闘機に注目が集まり、Su-30と搭載兵器、機器類の輸出は、Rosoboronexport(ロシア国営兵器輸出会社)の全契約額の半分以上を占めています。

2000年代に入るとSu-30MKKと発展型のSu-30MK2の輸出が増加しました。これは複座の多目的戦闘機で、空対空、空対地、空対艦のミッションに使うことができます。そのなかでもインド空軍のSu-30MKIの開発・生産計画は、大きな輸出案件でした。

現在では、第5世代戦闘機の技術を取り入れたSu-35多目的戦闘機のテストを進めています。ロシア空軍向けのSu-35の生産が始まり、輸出の準備も整っています。第5世代戦闘機PAK FA(T-50)が量産されるまで、スホーイの競争力はこれで確保されます。

また、インドと輸出用の第5世代戦闘機、将来多目的戦闘機(PMI)の計画を進めており、これも輸出が期待されています。

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