猪瀬東京都知事、羽田5本目より横田基地の軍民共用化

猪瀬東京都知事、羽田5本目より横田基地の軍民共用化

東京都の猪瀬知事は2013年9月15日、民放のテレビ番組で東京オリンピック・パラリンピックに向けた交通網整備の一番手に、アメリカ軍の横田基地の軍民共用化をあげました。2013年3月に東京都が横田基地の軍民共用化への提言を改めてまとめていますが、ニューヨークの3空港、JFK、ニューアーク、ラガーディアの3空港を引き合いに、東京でも成田、羽田、横田の3空港で国際空港を分担することで、増大する国際需要に対応できると主張しています。

2020年までに実施する施策として、5本目の滑走路では間に合わないと主張しており、横田は空域と運用面の改善により対応できる費用面のメリットも訴えました。

横田の返還は前石原都知事の時代に本格的な主張をはじめたもので、空域と空港施設の軍民共用化の2本だて。民間機が離着陸する場合でも、787、737、CRJ、ビジネスジェット需要の増大に対応するガルフストリームとも、運用されているC-5ギャラクシー、C-17グローブマスター、C-130ハーキュリーズと比べて、騒音値が低いこともあげています。

なお、横田基地の民間機の離着陸は、東日本大震災時をはじめ、成田空港が風雨などで離着陸が困難な場合に、アメリカ系航空会社が使用している実績があります。

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