メキシコ大統領専用機とみられる787-8、VVIP機の改修作業がスタート

メキシコ大統領専用機とみられる787-8、VVIP機の改修作業がスタート

ドバイ・アエロスペース傘下のアソシエイティッド・エア・センター(AAC)は2014年10月14日、787-8 BBJの機内インテリアの改良作業を開始したと発表しました。ダラス・ラブフィールドに10月9日、改修する787が到着したものです。AACは2014年1月に787のVVIP機の改良を手がける事を発表しています。

この改修は、ボーイングの試験飛行6号機「ZA006」として使われ、メキシコ空軍がメキシコ大統領専用機向けとして運用する機体記号(レジ)「XC-MEX」で、機内設備の完了工事が行われるとみられます。10月9日にこの機体がダラス・ラブフィールドに着陸しており、Flickrでもメキシコ空軍塗装の787の画像が投稿されています。

AACは787 VVIP機の機内改修にかかわる設計、製造、エンジニアリングなどに加え、機内インテリアの選定などを進めてきました。この機体の到着で、機内の構造、配線、配管、防音設備などを搭載します。機内の設計は、AACの社内デザインチームが手がけました。

AACは787は複合素材を多用し、高度なシステムを搭載する機体で、特殊なエンジニアリング、ツールや技術力が必要だとしており、同社ではこれからの実際の作業に興奮しているとしています。

この改修作業は2015年末までに完成する予定で、その後に顧客へ引き渡しされる予定です。

メニューを開く