麻薬密輸に無人機 失敗に終わるも新たな脅威

麻薬密輸に無人機 失敗に終わるも新たな脅威

2015年1月20日、アメリカ・サンディエゴと国境を挟んだメキシコ側のティフアナで、麻薬を積んだ無人機が墜落する事故がありました。CNNが伝えています。

麻薬密輸に使用されたのは中国系企業DJIのスプレディング・ウィングスS900の試作機で、2.7キロの合成麻薬を搭載してアメリカへ向かう途中、重さに耐えられず墜落したと見られています。

麻薬組織の資金力や想像力が、麻薬戦争を激化させると関係者は危惧しています。

DJIは民間用無人機の生産で急成長したメーカーで、同社サイトによるとスプレディング・ウィングスS900は、最大離陸重量が8.2キロで自重が3.3キロとありますから、約4.9キロのペイロードを積める設計です。日本でも30万円から40万円で発売が予定されています。

メニューを開く