スクート、LCCで初の787-9を受領 デリバリーフライトは関空経由

スクート、LCCで初の787-9を受領 デリバリーフライトは関空経由

ニュース画像 1枚目:エバレットのボーイング・デリバリーセンターで初号機を受領
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エバレットのボーイング・デリバリーセンターで初号機を受領

シンガポールの格安航空会社(LCC)スクートは2015年1月23日(金)、同社初の787-9を受領しました。機体記号(レジ)は「9V-OJA」です。デリバリーフライトのTZ787便は、日本時間で2月1日(日)14時30分にペインフィールドを出発し、2月2日2時に関西国際空港に到着します。関空では乗員の交替などを行い、東南アジアでは初めてとなる787-9がシンガポールに到着する予定です。

787-9としてはニュージーランド航空、全日空(ANA)、ユナイテッド航空、ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空に続く6社目の受領で、東南アジアでは初めての787-9となります。また、LCCとしては初めての787-9の導入となります。

ボーイングからスクートへの引き渡し契約は1月23日に締結し、ペインフィールドとボーイングフィールドを利用し、乗員の777からの免許の切替えを行いました。その訓練でボーイング・フィールドに到着し、C-17とすれ違う様子を、ミュージアム・オブ・フライトが紹介しています。

ボーイングの製造ラインでは、スクート向けに6機の787-9を製造するスケジュールとなっており、その後に787-8が製造される予定です。スクートの787はシンガポール航空が発注していたもので、納入先をグループ会社内で切り替えたものです。

スクートはこの787-9の導入を皮切りに、1年程度でシンガポール航空から導入した777-200を787へと機材更新します。これにより、燃油費の削減、効率の向上、快適さを高めます。なお、機材仕様はScootBizが2-3-2の35席、エコノミーが「3-3-3」の340席、計375席です。

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