ジャーマンウィングス墜落、パイロット連合がCVRのリークを非難する声明

ジャーマンウィングス墜落、パイロット連合がCVRのリークを非難する声明

国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA)は2015年3月26日、ジャーマンウィングスの4U9525便に関連し、コクピット・ボイスレコーダー(CVR)の一部がリークされたことに遺憾と非難の意思を表明しました。

IFALPAはリークについて、ICAOアネックス13に規定されている事故調査の機密性の保持について、国際合意のある原則に違反すると指摘しています。また、調査を行う全ての機関への信頼性、犠牲者の家族への背任行為にあたるとしています。こうしたリークが行われると、メディアや一般の人たちのあらぬ憶測の流布につながり、将来の事故​​調査での協力者に協力を思いとどまらせる要因になるとしています。

IFALPAはCVRについて、事故につながる要因を特定する唯一の手段であり、非難や糾弾のため、あるいは安全性向上の目的以外で使用するものではないと強調しています。CVRの詳細は事故の完全な調査の後に明らかにされるもので、48時間未満と事故調査の初期の段階で公表するものではないとしています。

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