エアバスは2015年5月19日、フランス・トゥールーズの工場でシンガポール航空向けA350-900初号機の最終組立を開始したと発表しました。このA350はシンガポール航空が発注した70機の1機目となります。
製造番号は「026」で、ローンチカスタマーのカタール航空、アジアでは初のA350導入となるベトナム航空、ヨーロッパで初の同型機導入となるフィンエアー、アメリカ大陸で初となるTAM航空に続く5社目の機体です。この機体は2016年第1四半期の引き渡しが予定されています。
この「026」は機首と胴体部分を結合する段階で、これが終了すると主翼などの接合を行うステーションに移動し、さらに客室装備の導入、最初の電源投入と進みます。