エアバスは2015年6月2日、アメリカの格安航空会社(LCC)のフロンティア航空から、A320ファミリーを12機、確定受注したと発表しました。全て現行エンジンを搭載した機体(ceo)で、A321が10機、A320が2機です。いずれもシャークレットを装備します。
フロンティア航空は2014年11月にも、A321ceoを9機、確定発注しており、12カ月以内で2度目となります。これにより、フロンティア航空向けの納入残機数は101機となります。フロンティア航空は現在、全てエアバス機で運航しており、A319が34機、A320が21機、計55機を運航しています。
今回受注した機材には軽量化が図られた高さ2.4メートルのシャークレットが装備されます。これにより、最大で燃費4%が改善し、航続距離が100海里、およそ185キロメートル延長されるか、最大離陸重量が450キログラムに増量されます。
フロンティア航空はこの発注により、保有機材の更新、機材数の増加による路線拡大を図ることが出来るとしています。