ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は2015年7月26日、ラガーディア空港のリニューアル計画を発表しました。建設計画の発表には、この空港の古さを指摘したジョー・バイデン副大統領も出席しました。新施設は予算額40億ドルで官民パートナーシップで実施するもので、2016年には一部の施設の取り壊し、工事に着手します。
マスタープランは、現在は別々に分かれているターミナルを、1つにつながったターミナルに作り替えます。2019年にも旅客施設の第1弾のオープンを予定しています。最終的に完了した段階で、クオモ知事いわく「21世紀のニューヨークの誇れる次世代の空港として衣替えする」予定です。
計画ではターミナルBを取り壊し、デルタ航空が運営するターミナルC、Dと接続し、現在のターミナル施設を西に移します。このターミナルの移設で、新たに誘導路を設ける場所を生み出し、効率的な航空機の運用を行うことが出来るようになるとしています。
これにあわせ、運輸保安庁(TSA)のスクリーニングの待ち時間を減らす工夫を行うほか、自然光を取り入れ、開放的な建物とします。また、旅客ターミナルの中央ホールには、ショップ、レストラン、会議設備に加え、200室程度のブティックホテルも設ける計画です。アクセス面でも、道路、鉄道、水上と改良を加える計画です。