アメリカ製エンジンを採用したアルバトロス、L-39NGが初飛行

アメリカ製エンジンを採用したアルバトロス、L-39NGが初飛行

ニュース画像 1枚目:L-39NGジェット練習機
© AERO Vodochody AEROSPACE
L-39NGジェット練習機

チェコのアエロ・ボドッコーディー・エアロスペースは、2015年9月14日、L-39NGジェット練習機のデモンストレーターが初飛行したと発表しました。

L-39は、旧東側諸国の標準的なジェット練習機で、これまで3,000機以上が生産されています。東西冷戦の終結以降、安価で高性能な練習機として西側諸国への輸出もされ、アメリカでは自家用機として使用されたり、ブライトリング・ジェットチームの使用機としても有名です。

今回初飛行したL-39NGは、エンジンをアメリカのウィリアムズ・インターナショナルFJ44-4Mに換装し、新しい多機能ディスプレイやヘッド・アップ・ディスプレイなどアビオニクスをアップグレードしています。外形的には翼端の燃料タンクがなくなっています。

アメリカ製のエンジンと新世代の戦闘機と共通するディスプレイを採用して、さらなるマーケット拡大を目指すものとみられます。また、軽攻撃機として使用できるよう、武装を取り付けるハードポイントが5カ所用意されています。

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