2015ドバイ・エアショー、旅客機の「爆買い」は終わったのか!?

2015ドバイ・エアショー、旅客機の「爆買い」は終わったのか!?

ニュース画像 1枚目:2015 ドバイ・エアショーに並んだエミレーツ、フライ・ドバイ、カタール、エティハド各航空機
© Airbus / Photo by PIGEYRE Pascal - MasterFilms
2015 ドバイ・エアショーに並んだエミレーツ、フライ・ドバイ、カタール、エティハド各航空機

2年に1回、奇数年の11月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで「ドバイ・エアショー」が開催されます。2015年も11月8日から12日まで開催されましたが、前回のように大型旅客機を爆買いするような景気のいいニュースはありませんでした。

ドバイはエミレーツ航空の本拠地で、同じUAEのアブダビを本拠地とするエティハド航空、隣国のカタール航空がドバイ・エアショーでは新型旅客機を競って発注していました。豊富なオイルマネーを背景にした投資ブームが、航空業界を急成長させています。

ちなみに前回の2013年のショーでは主なものだけでも、エミレーツ航空が777-8/9Xを150機、A380を50機、エティハド航空が777-8/9Xを25機、787-10を30機、A350-900/1000を50機、カタール航空が777-9Xを50機、それぞれ発注もしくは仮発注しています。

しかし、今回のショー期間中に流れたニュースでは、ボーイングはインドのジェット・エアウェイズから737 MAX 8を75機確定受注、エアバスはブリティッシュ・エアウェイズなどの親会社のIAGからA330-200/300を各2機とA320neoを15機を確定受注、ベトナムのベトジェットからA321ceo/neoを30機確定受注ぐらいでした。

これまで爆買いしたエアラインとも、発注した機体がまだ納入されてなく次の機材計画が立っていないためとみられますが、これまで新型機開発を牽引してきたエアラインの動向が気になります。

この記事に関連するニュース
メニューを開く