ボーイングの747-8プログラム、2016年9月に月産0.5機に減産

ボーイングの747-8プログラム、2016年9月に月産0.5機に減産

ニュース画像 1枚目:747-8、画像は747-8I BBJ
© Boeing
747-8、画像は747-8I BBJ

ボーイングは2016年1月21日(木)、747-8プログラムの月産機数を引き下げると発表しました。世界の航空旅客市場の成長、機材の需要は強いものの、2013年後半から回復途上にある航空貨物市場はこの数カ月間で失速し、747-8貨物機の需要が鈍化しているとボーイングは説明しています。

ボーイングはこの決定により、2016年9月には現在の月産1機から月産0.5機とし、2カ月に1機のペースで機体製造を行います。ボーイングは747-8の生産について2016年3月に月産1.3機を1機に引き下げる決定に続く、減産体制となります。

ボーイングは747-8の価値や747-400貨物機の機材更新需要に革新があるものの、市場の動向に合わせた体制をとる必要があるとコメントしています。また、今後も継続的に生産を行うため、追加受注を獲得するセールス活動を行うと同時に、生産ラインの低コスト化も推進するとしています。

747-8は、アメリカ大統領の専用機のエア・フォース・ワンが747-200の機材更新として選定されていますが、このほか確定受注では日本貨物航空に2機をはじめ、カーゴルクスの1機、大韓航空の貨物機4機と旅客機5機、キャセイパシフィック航空に貨物機1機、シルクウェイ・エアラインズに2機、BBJで4機などと確定受注の残機数も減ってきています。

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