イージージェット、ハイブリッド・タキシング・システムを開発

イージージェット、ハイブリッド・タキシング・システムを開発

ニュース画像 1枚目:着陸時に回生・充電
© easyJet
着陸時に回生・充電

イギリスのLCC、イージージェットが、排出物ゼロ(zero emissions)の燃料電池を使用したハイブリッド・タキシング・システムを導入すると、2016年2月2日(木)に発表しました。

このシステムは、クルマのハイブリッド・システムと同様に、着陸のブレーキング時に運動エネルギーを回生、充電するとともに、水素を燃料とする燃料電池で発電し、その電力でタキシングやプッシュバックを行います。そのためイージージェットの旅客機は、年間5万トンの燃料を節約し、CO2の排出を削減することができ、プッシュバックに必要な牽引車も不要になり、コストと時間も節約できます。燃料電池で生成された水は機内で使用されます。

ハイブリッド・タキシング・システムは、2015年11月のイージージェット創立20周年記念のアイディア・コンテストに、クランフィールド大学の学生らから応募されたものにインスピレーションを得たコンセプトです。

航空会社により使用される燃料の約4%がタキシングに使用されており、イージージェットでは1回のフライトで平均20分、全体で1年間に400万マイル、月に8回往復できる距離を走行しています。

イージージェットでは産業界と協力してシステムを開発中で、2016年後期にはトライアルを開始する予定を立てています。

この記事に関連するニュース
ニュースURL
メニューを開く