情報通信研究機構、Pi-SAR2で熊本と大分の被災状況を観測

情報通信研究機構、Pi-SAR2で熊本と大分の被災状況を観測

総務省所管の情報通信研究機構(NICT)は2016年4月17日(日)、ダイヤモンド・エア・サービスのガルフストリームII、機体記号(レジ)「JA8431」に航空機搭載合成開口レーダ(Pi-SAR2)を搭載し、被災地の観測を実施しました。4月17日7時過ぎに県営名古屋空港を離陸し、8時15分から約2時間かけて海抜約8,700メートルから観測し、このデータは機上で処理し、内閣府防災担当、熊本県、大分県に画像が提供されています。

Pi-SAR2は、航空機の進行方向に対して斜め下方に電波を照射し、地表面を航空写真のような画像として観測します。雲や火災の煙に邪魔されず、高い高度で観測しても分解能を高くすることができ、6,000メートルから12,000メートルの高さからの観測でも30センチメートルの分解能があり、一度に幅5キロメートル以上の領域を観測できます。

NICTではこの観測結果の初期データの一部を公開しています。

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