ANAホールディングス、国際旅客堅調で2015年度連結売上高は4.5%増

ANAホールディングス、国際旅客堅調で2015年度連結売上高は4.5%増

全日空(ANA)などを傘下に収めるANAホールディングスは2016年4月28日(木)、2015年4月1日(水)から2016年3月31日(木)までの平成28年3月期(2015年度)連結業績を発表しました。連結売上高は2015年度比4.5%増の1兆7,912億円、営業利益は49.1%増の1,365億円、経常利益は94.7%増の1,307億円、純利益は99.2%増の782億円でした。

このうち、ANAの国際旅客はテロなど需要減の要因があったものの、ヨーロッパやアジア路線のビジネス需要が堅調に推移したほか、訪日需要を取り込み、旅客数、収入ともに前期を上回りました。有償旅客数は前期比13.3%増の816万7,951人でした。

供給は有効座席キロベースで前期比10.6%増、需要は有償旅客キロベースで14.0%増、有償座席利用率は74.3%で前期比2.3ポイント上昇しました。これにより、国際旅客収入は前期比10.1%増の5,157億円となりました。

国内旅客は、北陸新幹線との競争環境、台風や降雪の影響から旅客数は前期をした輪まり増した。一方で、運賃政策で柔軟に対応し、増収に取り組み収入は増加しました。路線でも伊丹空港の低騒音機枠を使い伊丹/函館線を開設するなど、ネットワークの拡充に務めています。有償旅客数は前期比1.2%減の4,266万4,899人でした。

供給は有効座席キロベースで前期比1.3%減、需要は有償旅客キロベースで0.3%減、有償座席利用率は64.7%で前期比0.7ポイント下回りました。これにより、国内旅客収入は前期比0.3%増の6,856億円となりました。

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