ボーイングは、「BCF」で知られるボーイング・コンバーティッド・フレイターの旅客機から貨物機への改修についてYoutubeで紹介しています。通常、航空機は20年から30年程度でその寿命を終えますが、旅客機から貨物機への改修を行なうことで、さらに20年ほどの寿命が延長されます。
旅客機から貨物機への改修では、座席、トイレやギャレーなどを全て取り除き、旅客機では装備されていない貨物ドアを機体側面に穴を開けて新たに取り付けます。また、旅客機で使用していた床を強化し、コンテナやパレットを搭載できるように改修します。この作業は、機体の最終組立などとは異なり、おおむねスタッフの手作業で行なわれます。
機体改修を終え、ロールアウトの様子も紹介していますが、これは「出来上がったばかりの新しい機体のよう」とも紹介しています。インターネットで商品購入が便利になり、世界各地から様々な商品を手元に届けてもらうことができますが、こうした物流の背景には、旅客機から改修された貨物機が活躍しています。
「BCF」は現在、737や767、747があり、今後は737-800、777-200ERでも登場してくる予定です。
■Boeing's Converted Freighters: 20 More Years Of Life