ボンバルディア、ヴァイキング・エアに水陸両用航空機プログラムを売却

ボンバルディア、ヴァイキング・エアに水陸両用航空機プログラムを売却

ニュース画像 1枚目:消防任務に使用されているCL-415
© Bombardier
消防任務に使用されているCL-415

ボンバルディアは2016年6月20日(月)、ヴァイキング・エアと水陸両用航空機プログラムを売却することで最終合意に達したと発表しました。この合意は、CL-415とその派生型、この機種の元となるCL-215、CL-215Tを含む各機種とそれぞれの型式証明、アフターマーケット・サービスを含むものです。

正式契約は、政府や規制当局との手続きで必要なすべての承認が条件です。移行手続きなどは今後、数カ月で完了する見込みです。ボンバルディアはこの売却で、収益性の高い事業に集約し、成長とキャッシュ創出に向けた事業再構築を目指した取り組みです。これにより、航空分野ではビジネスジェットと民間機に注力します。

ボンバルディアは2015年12月、水陸両用機プログラムを一時停止し、これ以降は製造を手がけてはいません。ボンバルディアは、水陸両用機プログラムの売却決定を厳密に分析し、慎重に判断しました。バイキング・エアは、ボンバルディアと協力関係を築いており、このプログラムを継続する最適な後継者とボンバルディアは評しています。

CL-215はボンバルディアが買収したカナディアが手がけた消防任務を主力とした機体です。ボンバルディアはこの事業に携わる50名のスタッフを含め、ヴァイキング・エアに移籍させる計画です。

ヴァイキング・エアはボンバルディアから、デ・ハビランド・カナダ時代に製造されていたDHC-6ツイン・オッターなどの型式証明などを得ており、現在も製造を手がけています。

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