三菱航空機は2016年8月27日(土)、MRJの北米を拠点とした試験飛行のため、初号機の機体番号(レジ)「JA21MJ」がモーゼスレイクへ向け県営名古屋空港を出発したものの、空調に関するトラブルで県営名古屋空港に引き返したことを明らかにしました。
「JA21MJ」は、アメリカでの飛行試験を本格化させるため、8月下旬に、北海道を経由し、ロシアのカムチャツカ半島、アメリカのアラスカ州を通過してモーゼスレイクへ数日かけてフェリーする予定で準備が進められていました。
機体は8月27日(土)の午前にアメリカへ向け県営名古屋空港を離陸したものの、飛行中に空調システムの細部確認が必要と判断される事象が発生し、約1時間で名古屋へ引き返しました。
アメリカへのフェリーの再出発について、NHKは三菱航空機の話として8月27日(土)中の出発は厳しく8月28日(日)以降となる可能性があると伝えているほか、毎日新聞などは8月28日(日)以降へ持ち越しとなる見通しであると伝えています。