アメリカ空軍は2016年9月21日(水)、B-1Bランサー戦略爆撃機を韓国・烏山(オサン)空軍基地に派遣、1996年以来の同基地へ着陸しました。
グアムのアンダーセン空軍基地を離陸し、韓国へ飛来したもので、韓国と北朝鮮の国境付近に設けられている非武装地帯(DMZ)に迫る場所で、2機による低空飛行を行いました。この低空飛行には韓国空軍のF-15Kスラムイーグルと編隊を組み、飛行したもので、過去最もDMZに近づいたとアメリカ空軍は発表しています。
B-1Bランサーの韓国展開は、北朝鮮が実施した核実験に対する威嚇行動で、アメリカ空軍は韓国を防衛する米韓同盟の決意を示すとコメントしています。
B-1Bランサーの着陸を前に、アンダーセン空軍基地から20名の整備士が事前に派遣されており、着陸前の対応や今後のメンテナンスなどの対応にあたります。なお、烏山基地に着陸したのは1機で、もう1機はアンダーセン空軍基地に戻りました。